感想文

  • 8日、世田谷パブリックシアター『敦 山月記名人伝』を観た。原作は中島敦、演出・構成は野村萬斎。舞台に入り込めず、ものすごく客観的に観てしまった。この舞台に関係しているひとたちに失礼なくらい簡単に要約すると、劇中を通して<人生は何事をも為さぬには余りに長いが、何事かを為すには余りに短い>という一節をキーワードに、山月記・明月記という作品を中島敦という人物の一生にリンクさせて、つまり人間(自分)とは何のために生まれてきたのか、を問うていた。(面倒臭くなったので、次回に続く)