行き先不明

  • おおふりの公式HPで、声優さんとキャラクター設定をみてきた。声優さんは全然知らないひとで、わたしの脳内では阿部の声はせきともかず氏にすっかり変換されていたため、はかない夢だったらしい。キャラ設定画は、わたしだけにそう見えたのかもしれないけど、ユニフォーム(練習着)の着方がダサかった。わたしが野球サークルに入って知ったことは、ユニフォームの着方ひとつに人それぞれ拘りがある・着方で大体上手い下手がわかる(偏見含む)・使用している用具のメーカーにもカッコいいダサいの区別がある、というもので、選手たちには一定の基準があり、結構重要なことらしい。漫画を読んでいて着方がダサいなんて思ったことも無かったし、作者がどれだけ詳細に作りこんでるか原作単行本のあとがきやカバー裏のおまけから伝わってくるわけで。だから「上着をどのくらい弛ませてソックスをどのくらい見せればバランスよく決まってみえるか」とか実際は口にしないけどあの子らが部室で喋ってそうなそういうところもアニメでも考えてほしいなーと期待します。
  • 弟は、大学を辞めるらしい。それを聞いて「へー」としか言わなかったわたしに電話口の母親は一瞬言葉に詰まった気配があった。もうちょっと驚くなり母親を気遣うような態度をとればよかったのかもしれないが、本当に何の感慨もわかなかった。

弟は、多分一生「親」を「人間」と認識しないのかもなあとわたしは大分前から考えている。あれのとる行動は、いつだって親を試している。そうは言っても「親」という存在とは、身体と意識がある限り決別できないことをわたしは今年の初めにつくづく実感したから、親に執着することをやめろと言うわけじゃないけれど。このひとたちも人間だと「親」という立場から一旦切り離して考えれば、少しは楽になるのに。親の人間性を認めることで親を諦める、というか。わたしは諦めて楽になったし、親の話を理解できるようになった。でも親を人間云々なんてーのは直接弟本人と親について話したわけでもなく、わたしから見た(というか母親から聞かされる)弟だから、想像に過ぎないけど。あれじゃあきっと何時までたっても赤ん坊のままだ。しかし、正直この問題は親と弟の問題だと思ってるから、わたしはあの弟に対して「姉」という立場を捨てたいしというかほぼ捨てているし(捨てきれないのは親が心配だから)、傍観していたいんだけど、このままだとわたしはますます実家に帰らなくなりそうだ。なんかしたほうがいいのかなー。