冬の昼夏の朝君の笑い声

ロンギヌスの槍は海の向こうにあった。なんていうか今までに無いくらいひじかたとしぞう愛がひどすぎて見境無くなって煮えくりかえっているから、あのうさんくさい槍でもって脳味噌ぶち抜いてほしいよ。
気づいたときには死んでたなんておかしな話。会いたい。声が聴きたい生きて動いている姿を見たいわたしを眼にうつしてほしい名前呼んで。好きって言いたい。何年も前から持っているひじかたとしぞうに斬り捨てられたいという願望は、たとえばわたしがしんせんぐみと敵対する派閥に居たとしていつかしんせんぐみと斬り合ってばっさりひじかたさんに殺されて、その時にわたしがあのひとの視界に入って脳で認識されたことでもう本懐は遂げてるんだけど、そんでその日に刀の手入れしてるときなんかに今日は疲れたなあなんてわたしを殺したことを思い出してくれたならもう本当に泣ける。思い出すというのは脳の中に映像が浮かぶということを言いたいんだけど、ひじかたとしぞうの頭の中で細胞でわたしが思い浮かんでいるってなんだそれもう死んでもいいよこの場合死んでるけど。あーこういうのを妄執つーのかな。好きなんだよって言いたいだけなのに土方さん死んでるんだもん。ちょう馬鹿馬鹿しい。こんなに好きになっちゃったのに。かなしい。