咆哮

WBC・日本対韓国。家で観ていた。
8回からはもう緊張し過ぎて気持ち悪くなった。9回裏の西岡のホームランは興奮したけど、逆転の口火になるとは思えなかった。もう雰囲気が韓国に飲まれていて、ここからサヨナラまで持っていけるような勢いは日本に感じられなかった。多村でスリーアウトになって、ベンチのイチローが画面に映ると、イチローは後ろを向いて吼えた。あとから何回かその場面がリプレイされて、里崎がイチローの咆哮でびっくりしていたのがわかる。韓国がマウンドに国旗を立てているとき、ベンチでは和田が泣いていた。サークルのチームが大会で負けたとき、悔し涙を流している選手を何度かみたことがあるけれど、あれは声なんて掛けられたもんじゃない。わたしは自分自身がスポーツをやって涙を流したことがないから、「勝・負」という重みを知らないけれど、だからこそスポーツ選手に惹かれるんだと思う*1。今回のWBCでの日本は、メキシコがアメリカに勝てばまだ残れる可能性があるらしい。もう一回あのチームで戦って、そして勝ってほしいと心から思うよ。

*1:最近、相撲力士の白鵬が私と同い年だと知って、応援している