若草物語

一階の談話室の奥にある机でもぞもぞと作業をしていたら、きゃぴきゃぴした女子が入ってきた。たぶん6,7人くらいだったかな。うるさいよーと思いながらも、ここはみんなの場所だし私のジコチュー!と彼女たちの会話に聞き耳を立てていた。そしたらば。キャラメルの最終面接がとかキャラメルがキャラメルがとか四季がと言い始めた。もしかしなくても劇団キャラメルボックス!彼女たちは女優さんの卵だったのだ。ほほー。演劇の学校に通っているようで「あの公演の練習はみんなキレっぱなしで大変だったけど本番はいい演技してたよね!」みたいな会話をしていた。課題で出たのか何かで次は「若草物語」をやるらしく、どんな舞台にするか楽しそうに語り合っていた。零時を過ぎて私は「おやすみなさーい」と彼女たちに声をかけて部屋に帰った。本当は、彼女らが入ってきたとき、部屋に戻ろうかと考えたけど、残ってよかった。面白い話が聞けたなー。最終受かってるといいね。