先日、世田谷郷土資料館と豪徳寺に行ってきました。資料館は来年の館内実習のための下見が目的だったのですが、都指定史跡になっている代官屋敷も無料で観覧できた。館の展示内容は、まず世田谷区内で発掘された考古資料が主にあって、あとは世田谷を所領としていた世田谷城主吉良家、代官屋敷の屋主・山場氏の各関連資料、彦根の井伊家といえば直弼の桜田門外の変に関する文書などなど。企画展示室にはボロ市で売り買いされていた生活用具が展示してあった。個人的には考古スペースに土偶がなかったのが残念。ジオラマもあんまり迫力がなかった(歴史民俗博物館のジオラマは大きくて小道具も精巧に作られていて飽きないです)。そして豪徳寺は上町から徒歩で行ける距離なのでついでに。ブラブラと世田谷城址公園に寄り道して休憩しながら、豪徳寺の参道を抜けて門に入り、待っているのは井伊直弼のお墓です。二年ぶりの二回目。こんにちわ!と挨拶してきました。直弼のお墓の近くにある墓石はみんな安永やら寛保やらとふるいものばかり。その墓石の形を見て「直弼はエライ人なのに、どうしてほかの墓石と同じ大きさで同じ形なの??」と彼に言われて、うーん江戸時代の墓について調べてみます…と宿題ができました。たぶん、墓の形が一緒なのは身分に関係なく仏様の前ではみんな同じだから墓石の形を気にしてもしょうがないとかそんな感じだと思いますが。充実した一日でした。